
ちょっと久しぶりに英国靴を購入しました!
それは、このGRENSONというノーザンプトン最古のシューメイカーの物!
しかもマスターピースという最高グレードの物!!
まさかの出会いでした。。
相変わらず野暮ったいなー!
これはH?的には褒め言葉です!
飾り気がないというか、職人気質というか。。
イギリス靴でもクロケット&ジョーンズなどは、何だか洗練さがあるのですが、GRENSONは素のままといった印象です。
グレンソンは、メイカーが作ったものがそのままお店に並んでしまう感じでしょうか。

例えば、このグレンソンのマスターピースなどは、ソールもエドワードグリーンと同じベンズを使い、アッパーにはフランスのアノネイという一流タンナーの革が使用されています。
しかし、いまいち伝わりににくいと思いませんでしょうか??
きっとその原因は、まず流通の事情があったように思います。
その流通事情とは、例えばエドワードグリーンやクロケット&ジョーンズは、日本においての販売代理店がアパレル会社もしくはファッション感度の高い靴の卸会社が取り扱っています。
しかし、GRENSONは老舗の靴メイカーが販売代理店をしています。
結果、エドワードグリーンやクロケット&ジョーンズは、感度の高いセレクトショップで扱われるようになり、ファッション感度の高いお客様へ訴求するため、デザインはもとより、店頭に並ぶのを前提としたアンティーク仕上げやポリッシュなどの美しい仕上げを施すようになります。
そして、ファッション誌への露出もあり益々、洗練されていくのでした。
しかし、グレンソンは、主な販売先が靴店や百貨店であったため、雑誌への露出も少なく、感度の高い方たちへの知名度も高くならず、またファション感度への訴求へは熱心ではなかったため、靴メイカーの製品といった面持ちが強く残っていった結果、このいい意味での野暮ったさが残っているのでは??
というのがH?GRENSON野暮タス論です!!

H?も渡英前は日本の靴メイカーに勤務し、グットイヤーのクラシック靴を扱っていたため、そのメイカーの製造以外の不器用さはとても理解していて、その頃の自身と勤めていたメイカーいい意味で職人気質の不器用さへのジレンマを思い出しシンパシーを感じてしまうのかもしれません。。。。
その頃のH?は会社のプレスルームの靴30足あまりを毎日一足づつ持ち帰り、ポリッシュをしていきました。全部ポリッシュし終わり、プレスルームの靴がピカピカになったころ、尊敬していた木型職人の横山さんという方が来社され、「やるじゃねーか!」と褒めてくださいました。
「お客様にみせるんだからきれいに磨くのはとうぜんだろう!」とお叱りを受けたその日から一足づつ磨いていったのです。

現在は、様々な商品、勿論、靴も沢山の種類と量がどのお店にいっても置いてあります。
どの商品もきれいに着飾られ、隙がありません。
もちろん完成度の高い事はすばらしい事です。
H?もきれいに飾られ仕上げられた商品が大好きです。
しかし、そんな中で、着飾ることの出来ない愚直で素朴な青年のように、すっとただ立つようなGRENSONの面持ちも愛おしく思ってしまったのです!
完成度のベクトルが少々違うかのような面持ちです。
そういった意味ではモテないタイプかもしれません。
だから愛らしいのです。
そんな一足を買いました。

ちなみに現行のGRENSONは、そういった意味でイケ面になりました。
Hもmicamでお会いするGRENSONの新社長TIM LITTELEさんの仕業です!
GRENSONのホームページを見るとその面の変わりようがわかります。
仕上げも凹凸があり、見せてます!!
昔ながらのGRENSONだけではなく、TIMさんがつくる垢抜けた新しいGRENSONにも期待したいです!!
皆さんもGRENSON注目してみてください!
作りはエドワードグリーンにも劣らないと思います!ほんとです!
しかし、あまり見かけないんですよね。。。
なんだか放っておけない靴メイカーです!!